=========================================================================== glclock について 1999年7月 Masa(川瀬 正樹) E-Mail: masa@daionet.gr.jp URL : http://www.daionet.gr.jp/~masa =========================================================================== ●glclockとは glclockは、OpenGLを使用した懐中時計のプログラムです。 時計ですが、時計としての機能は最低限です(ただの懐中時計)。 どちらかといえばインタラクティブな3DCGデモンストレーションと とらえて頂いた方が良いでしょう。 マウスにより時計を操作できる他、フォグ、アンティエイリアシング、 モーションブラー、ソリッド/環境テクスチャマッピング、半透明など、 さまざまな特殊処理を実行できます。 OpenGL対応のビデオボードを使用すると、非常に快適に動作します。 なくても実行に支障はありませんが、特にテクスチャマッピングや アルファブレンディングを行った際に遅くなります(そりは支障あるって? )。 -- ●動作環境 Intel または 80x86互換系 CPU 搭載の Windows、 または UNIX の X-Window 環境で動作します。 OpenGL および glut ライブラリを使用しています。 ○Windows 環境 OpenGL-1.1 に対応した opengl32.dll、glu32.dll が必要です。 これらは Windows 98/NT および Windows 95 OSR2 以降では標準です。 これらの dll をお持ちでない方は、 を入手し、 含まれている *.dll を \WINDOWS\SYSTEM にコピーしてください。 または、OpenGL を使用する他のソフトウェアに付属している ものを利用しても構いません。 ※Windows版は、OpenGL バージョン 1.1 以降のランタイムが必須と なりました。 また、msvcrt.dll も必要です。この dll をお持ちでない方は、 をダウンロードし、指示にしたがってインストールしてください。 これは、Bio_100% の metys 氏 がランタイムをまとめて 公開されているものです。 再配布許可をいただきましたので、私のサイトにも置きました。 ○Windows で Voodoo シリーズ搭載のビデオボードをお持ちの場合   ○Voodoo, Voodoo2, Voodoo Rush 3Dfx OpenGL Beta 2.1 を利用できます。 ただし、以下のものが必要です。 ・Voodoo、Voodoo2 または Voodoo Rush を搭載したビデオカード ・Glide 2.31 または Glide 2.4x のランタイム(glide2x.dll) ・3Dfx OpenGL Beta 2.1 のスタンドアローンドライバ(opengl32.dll) 3Dfx OpenGL Beta 2.1 をお持ちでない方は、 を入手し、opengl32.dll を glclock.exe のあるフォルダに コピーしてください。 ※Windows のシステムフォルダにコピーしないよう注意してください。 makeshort.exe を実行し、「OpenGL Environment」で、 3Dfx OpenGL (Voodoo Graphics) 3Dfx OpenGL (Voodoo2) 3Dfx OpenGL (Voodoo2 SLI) のいずれかを選択します。 それぞれの違いはディスプレイ解像度だけです。 Rush は 800x600 まで使用可能ですので、Voodoo2 を選択してください。   ○Voodoo3(Banshee, Rush も可?) 3Dfx OpenGL-1.1 ICD を利用できます。 3Dfx 社が配布している Quake III Compatible Driver が必要かもしれません。 glclock を実行したとき、アクセラレーションが効いていれば OK です。 Quake III Compatible は、Quake III での動作しか確認されていません。 一般的な OpenGL アプリケーションでは不具合も報告されているようです。 インストールされる方は、予めご承知置きください。 あとは、makeshort.exe の「OpenGL Environment」で、 3Dfx OpenGL ICD (Voodoo3) を選択すれば OK です。 ○X-Window 環境 各環境でコンパイルする必要があります。 C++ コンパイラおよび、Xlib、OpenGL または Mesa 3D Graphics Library、 glut ライブラリなどが必要です。 Mesa Library は 、 glut は でそれぞれ入手可能です。 -- ●アーカイブについて glclock には、以下のようなファイルが含まれています。 ○共通ファイル README.txt このファイル MANUAL.txt 利用法、オプションについての詳細 HISTORY.txt glclock 更新履歴 *.ppm テクスチャマッッピング用のサンプル ppm 画像 ○X-Window 環境用 *clock 便利な起動コマンドおよびベンチマーク(sh スクリプト) COMPILE.txt コンパイル方法についての説明 makefile* コンパイル用サンプルメイクファイル glclock.cpp glclock ソースプログラム *.cpp その他必要なソースコード *.H 各種ヘッダファイル ○Windows 環境 glclock.exe 実行ファイル benchclock.bat ベンチマーク実行用バッチファイル makeshort.exe さまざまな時計用ショートカットの自動作成プログラム glut32.dll GLUT ランタイム -- ●インストール(というより準備) アーカイブを適当なディレクトリに展開します。 ○Windows版 makeshort.exe を実行します。 リストから、該当する OpenGL の環境を選択してください。 リストに該当しない環境の方は、「Default OpenGL」のままで結構です。 OK をクリックすると、glclock のフォルダにさまざまなオプション付きの ショートカットが作成されます。 あとは、作成されたショートカットから直接実行できます。 makeshort.exe のダイアログでは、 FPS 表示の ON/OFF や、特定の環境で描画が乱れる場合の 特殊なバグフィックスオプションを指定できます。 バグフィックスオプションは、上で選択した環境によって 自動的にセットされるため、通常ユーザが気にする必要はありません。 ※ RIVA TNT シリーズは、ドライバによっては表示が乱れることがあります。 その場合は、「RIVA TNT(for Z-Buffer bug)」を選択してください。 ※「Common Options」には選択した環境で実行するための コマンドラインオプションが現れますが、ここを直接編集し、 任意のオプションを追加することができます。 表示されているオプションは、すべてのショートカットに共通に追加されます。 コマンドラインオプションについては、MANUAL.txt をご覧ください。 ※ショートカットを初期状態に戻したい場合や、 glclock をフォルダ毎移動した場合は、makeshort.exe を 再度実行してください。 ○X-Window版 コンパイルが必要です。 COMPILE.TXT を参照し、各環境でコンパイルしてください。 ○環境変数について glclock は、テクスチャ使用時の画像ファイルを、 1.glclock を実行したカレントディレクトリ 2.環境変数 "GLCLOCK_IMAGE_PATH" に指定されているディレクトリ の順に検索します。 どちらにも該当するファイルが見つからなかった場合はエラーとなります。 特に UNIX では、環境変数を設定しておくことをお薦めします。 例えば csh シェルをお使いなら、ホームディレクトリの .cshrc に、 setenv GLCLOCK_IMAGE_PATH $HOME/images のような一行を加えます。 $HOME/images のところに、画像ファイルをまとめて置いてある ディレクトリを書いておくと良いでしょう。 ※現時点では、ディレクトリは1つしか指定できません。 そのうちいくつでも指定可能なフォーマットにする...かもしれない。 -- ●アンインストール 特別なアンインストール作業は必要ありません。 必要なくなった時は、削除するだけで結構です。 ※ただし、設定した環境変数は各自で削除してください。 -- ●ソフト種別・著作権うんぬん glclock はフリーソフトウェアです。 プログラムなど、作成したファイルの著作権は [ Masa こと 川瀬 正樹 ]が保有します。 二次配布、改変などについては、自由に行なって頂いて構いません。 ただし、glclockの利用・配布に制限を加えてしまうような行為は一切禁止します。 また、改変を伴う配布については、必ず著作者から事前に承諾を得る 必要があります(必ず許可するとは限りません)。 雑誌等への掲載時は、なるべく事前に連絡をお願いいたします。 また、掲載誌を一部お送り頂けると、この上ない慶びです。(^^; その際は電子メールにて連絡を頂ければ、送付時の宛先をお知らせ致します。 -- ●謝辞 本ソフトウェアを開発するににあたり、 ppm 画像ローダおよびサンプル画像の一部を提供してくれた Nacha こと 川瀬直樹(さん^^;)に感謝します。  また、重要なバグリポートをくださった nVIDIA の OpenGL group の Nick Triantos 氏に心から感謝いたします。 Thank you so very much Nick! -- ●その他 X-Window環境でのコンパイル方法については、COMPILE.txt を御覧ください。 実行方法・使い方については、MANUAL.txt を御覧ください。 本ソフトによって発生したいかなるトラブルに対しても、 著作者は一切の責任を負わないものとしますので、予め御了承ください。 よほどのことはないはずですが、実行はあくまで各自の責任において行ってください。 みなさんの御意見・御感想をお待ちしています。 -- ●最新版の入手方法 本ソフトの最新版は、常に(多分)作者の WEBサイト よりダウンロードできます。